今年はVR元年と言われているおり、エンターテーメントやゲームといったものが世間を賑わしていますが、その応用範囲は広くて観光や土地、建物の紹介、医療の現場でもその可能性を期待されています。
中でも「観光」分野は期待度が高いようです。
VRで最も体験したいコンテンツは「観光」という、アンケート結果が、、、。
動画マーケティングを支援する株式会社Viibar(読み:ビーバー、本社:東京都品川区、代表取締役:上坂 優太)は、20代~60代までの男女1,207名を対象にVR(バーチャルリアリティ)に関する調査を行いました。調査の結果、VR(バーチャルリアリティ)で最も体験したいコンテンツは「観光」であること、およびVRを経験すればするほどよりハマっていく傾向があること、利用シーンとしては、テレビ、PC、スマホ等を使用し自宅で利用してみたいと考えているということがわかりました。
【調査結果のサマリ】
1. VRで一番体験したいコンテンツは「観光」。2位以下は、「エンタメ」、「音楽」、「アニメ」が次に続いています。
そんなこともあり、最近増えてきている観光分野での活用例をちょっとまとめてみました。
じゃらんの「にゃらんスコープ」
旅行雑誌の「じゃらん」では5月28日発売の臨時増刊号「じゃらん家族旅行2016」の付録として「にゃらんスコープ」という組み立て式のVRゴーグルを提供しています。
東京ディズニーシー、アドベンチャーワールド、江戸ワンダーランド日光江戸村などなど、お勧めの観光地を360度VR動画で事前に、360度VRでリアルに体験してもらおうという企画です。雑誌中のQRコードをスマホで読み込み、見てみたい場所を選び、VR動画が出てきたら「にゃらんスコープ」にセットしVRワールドに、、、。
http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/759568.html
観光分野ですと幅広い年代でのニーズがありますし、場所に関係なく訴求できるので地方ほど有効なツールになるのではないでしょうか。
VRアトラクションサンシャインシティ「SKY CIRCUS サンシャイン60展望台」
http://www.skycircus.jp/index.html
「見るだけの展望台から体感する展望台」をコンセプトにした体験型展望台として東京の空をVRを使った体験アトラクションで楽しめるようです。
美唄市の観光360度VRアプリ
http://www.city.bibai.hokkaido.jp/vr/
小さな地方都市がVRを使ってどんな所なのかをリアルに知ってもらおうという観光PRの取り組みです。
全方位パノラマで美唄の魅力を届けるスマートフォンアプリ「VR観光体験-北海道美唄市-」特設サイトを設けその、アプリの紹介と提供をしています。小さな地方からのチャレンジに好感が持てます。
360度バーチャル田舎テラピー「いやしのまど」アプリ
鳥取県伯耆町(ほうき)という本当に田舎町の取り組みがあります。
田舎の癒される風景を体感してみませんか?と、いうことで川のせせらぎ、小鳥の声などBGM入の360度VR写真で、伯耆町の田舎の風景をリアルに体感してもらい最終的には観光で来てください。と、いうコンセプト
※ヘッドマウント・ディスプレイ用モードがあります。別途スマホ用のヘッドマウント・ディスプレイが必要。
ハコスコストア | VR・パノラマ動画の共有サービス
ダンボール製の組み立て式ヘッドマウント・ディスプレイを販売している「ハコスコ」の運営するVR動画投稿サイトにはリコーの360度VRカメラなどで撮影した観光地のVR動画が多数、投稿されています。
※ヘッドマウント・ディスプレイ用モードがあります。別途スマホ用のヘッドマウント・ディスプレイが必要。当然、ハコスコがオススメ。
nippon.com | 日本情報多言語発信サイト
http://www.nippon.com/ja/images/
日本の観光地紹介をビジュアルで紹介しているコーナーがあり、この中で写真、動画に加えて360度VR写真もあります。より、リアリティがあります。
地図と連動した360度VRパノラマ写真
以前から、360度VR写真を使った展開はいくつもあります。
諏訪市パノラマツアー
http://www.city.suwa.lg.jp/panorama/main.html
「360°パノラマ画像でめぐる諏訪」と、諏訪市の地図に見どころの場所をイラストでプロットをしそれぞれ、「パノラマを見る」をクリックするとその場所のVR写真を見ることができます。
ザ広島ブランド
http://hiroshima-brand.jp/vr-map.html
広島の観光地・交通情報をマップと連動した360°VRパノラマ写真で紹介されています。
ストリートビューで巡る日本の名所
https://www.google.co.jp/landing/japanview/
ご存知Googleでもストリートビューで全国各地の観光地をストリートビューの特設サイトで見れるようにしています。
実際に、スマホアプリを使うものは幾つかダウンロードして、紙製のヘッドマウント・ディスプレイで見てみましたが、画質的に満足でいくものではなく、没入感というものは得られませんでした。この辺は映像の解像度、スマホの解像度、ヘッドマウント・ディスプレイいずれの課題か分かりません。今後、ヘッドマウント・ディスプレイを別途、購入して試してみたいと思います。
- 投稿タグ
- 観光